AWS認定 クラウドプラクティショナー(CLF-C02)最大配点のドメイン3(34%)。その土台がAWSグローバルインフラ——世界中に広がるAWSの“設備の地図”です。試験ではリージョン・アベイラビリティゾーン(AZ)・エッジロケーションの関係と、それを使った高可用性(落ちにくさ)がよく問われます。言葉だけだとピンと来ない部分を、図でイメージできるように解説します。全体像は CLF対策トップ へ。

3つの階層:リージョン → AZ → エッジロケーション
まずは全体の入れ子構造を押さえましょう。大きい順に並べると次のとおりです。
| 階層 | これは何? | イメージ |
|---|---|---|
| リージョン | 世界各地の「地域」(東京・大阪・バージニアなど) | 都市・地域の単位 |
| アベイラビリティゾーン(AZ) | 1リージョン内の独立したデータセンター群 | 地域内の別々の建物 |
| エッジロケーション | 利用者の近くで配信を担う多数の拠点 | 街なかの配送拠点 |
数の関係:リージョン(数十)< AZ(各リージョンに複数)< エッジロケーション(世界に数百)。エッジが一番たくさんあり、利用者のすぐ近くにあります。
リージョンとAZ:なぜ「複数AZ」が大事なのか
1つのリージョンの中には、物理的に離れた複数のAZがあります。各AZは電源・空調・ネットワークが独立していて、単一障害点を共有しません。つまり「片方のAZが災害や障害で落ちても、もう片方は生きている」状態を作れます。

「複数のAZにまたがって配置する(Multi-AZ)」が、AWSで落ちにくいシステムを作る基本。試験で「可用性を高めたい」と来たら、まず複数AZを思い出してください。RDSのMulti-AZやELBでの分散がこの考え方です。
複数リージョンを使う理由
さらに広く、複数のリージョンを使うこともあります。理由は主に次の4つです。
- 災害対策(DR)・事業継続:地域全体の災害に備え、別リージョンに退避先を持つ
- 低レイテンシ:利用者に近いリージョンに置き、応答を速くする
- データ主権(データレジデンシー):法令で「データを国内に置く」必要がある場合
- サービスの提供範囲:使いたいサービスが特定リージョンにある場合
区別のコツ:「1リージョン内で落ちにくく」=複数AZ、「地域災害・国の規制・世界展開」=複数リージョン。試験の引っかけはここを突いてきます。
エッジロケーションと CloudFront
エッジロケーションは、世界中の利用者の近くに置かれた配信拠点。Amazon CloudFront(CDN)がここにコンテンツをキャッシュし、利用者は最寄りのエッジから受け取れるので速く・遅延が小さくなります。さらにAWS Global Acceleratorもエッジ網を使って通信を高速・安定化します。

補足:エリアを限定して低遅延を実現するAWS Local Zones、通信事業者の5Gネットワーク内に置くAWS Wavelength Zones も“エッジ寄り”の選択肢として名前を押さえておきましょう。
確認クイズ
Q1. 1つのリージョンの中でサーバー障害が起きてもサービスを止めないようにしたい。基本的な構成は?
Q2. 「個人データは国内に保管すること」という法令要件がある。考慮すべきAWSの概念は?
Q3. 世界中の利用者に画像や動画を低遅延で配信したい。最も適したAWSの仕組みは?
Q4. リージョン・AZ・エッジロケーションの関係として正しいものは?
よくある質問(FAQ)
Q. リージョンとAZの違いを一言で?
A. リージョン=世界各地の「地域」、AZ=その地域内の独立したデータセンター群。1リージョンの中に複数AZがあり、AZは電源・NWが独立しているので、複数AZに分けると落ちにくくなります。
Q. 高可用性にしたいとき、まず何を考える?
A. 複数AZ(Multi-AZ)です。地域災害や法規制まで考えるなら複数リージョン。「リージョン内の冗長=AZ/地域をまたぐ=リージョン」と切り分けます。
Q. エッジロケーションはサーバーを動かす場所?
A. いいえ。エッジは主にコンテンツ配信(CDN)や高速化のための拠点で、本番アプリの実行基盤はリージョン内(AZ)に置きます。CloudFrontがエッジを使って配信を速くします。
まとめ
- 階層はリージョン > AZ、別枠で利用者の近くに多数のエッジロケーション
- 複数AZ=リージョン内の高可用性(AZは電源・NW独立で単一障害点を共有しない)
- 複数リージョン=災害対策・低遅延・データ主権・サービス提供範囲
- エッジ配信はCloudFront、高速化はGlobal Accelerator。Local Zones/Wavelengthも名前を押さえる
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※本記事はAWS公式試験ガイド(CLF-C02)および各サービスの公開ドキュメントに基づき、エンジニアKが作成しています。サービス仕様は更新されることがあるため、最新は必ずAWS公式でご確認ください。本サイトはAmazon Web Services, Inc.の公式サイトではありません。AWSは同社の商標です。



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