AWSの入門資格を取ろうと調べると、必ずぶつかるのが「クラウドプラクティショナー(CLF-C02)とAIプラクティショナー(AIF-C01)、どっちから受ければいいの?」という疑問です。どちらもAWS認定の最も基礎的な「Foundational」レベルで、受験料も試験時間も同じ。だからこそ迷います。
結論を先に言うと、AWS自体が初めてなら「CLF→AIF」、生成AI・機械学習が目的でゴールが明確なら「AIF直行」でOKです。この記事では、両資格の違いをスペック・出題範囲・活かせる場面の3点で整理し、あなたがどちらから受けるべきかを判断できるようにします。試験そのものの詳細は AIF-C01 受験ガイド もあわせてどうぞ。

結論:迷ったら「CLF→AIF」、AI目的が明確なら「AIF直行」
- AWSやクラウドが初めて → まずCLF。クラウドの共通土台ができ、AIFも理解しやすくなる
- 生成AI・機械学習に興味があり、AIを学ぶのが目的 → AIF直行でOK(CLFは必須ではありません)
- 両方取りたい/キャリアでAWSを使う → CLF→AIFの順が王道。知識が重なり効率的
AIFの受験にCLFの合格は必須ではありません(AWS公式も前提条件を課していません)。ただしAIFにはAmazon Bedrockなど「AWSサービスを前提にした問題」が出るため、クラウドの基礎がゼロだと用語でつまずきやすい、という関係です。
そもそもCLFとAIFは何が違う?
ひとことで言えば、「学ぶ範囲」が違います。
- CLF(クラウドプラクティショナー):AWSクラウド全般の基礎。クラウドの概念・主要サービス・セキュリティ・料金と課金まで、広く浅く。AWSの登竜門で受験者が最も多い資格です。
- AIF(AIプラクティショナー):AI・機械学習・生成AIに特化した基礎。AI/MLの概念に加え、Amazon Bedrockなど生成AI関連サービスや、責任あるAI・セキュリティまでを問います(→ AIF-C01とは?完全ガイド)。
レベル(Foundational)・受験料・試験時間はほぼ共通なので、「クラウド全般を知りたいか、AIに集中したいか」で選ぶのが基本です。
スペック比較表(CLF vs AIF)
| 項目 | クラウドプラクティショナー(CLF-C02) | AIプラクティショナー(AIF-C01) |
|---|---|---|
| レベル | Foundational(基礎) | Foundational(基礎) |
| テーマ | AWSクラウド全般の基礎 | AI・機械学習・生成AIの基礎 |
| 問題数 | 65問(採点対象50問) | 65問(採点対象50問) |
| 試験時間 | 90分 | 90分 |
| 合格ライン | 700点(1000点満点) | 700点(1000点満点) |
| 受験料 | 100 USD(約15,000円・為替変動) | 100 USD(約15,000円・為替変動) |
| 有効期限 | 3年(再認定が必要) | 3年(再認定が必要) |
| 前提条件 | なし(誰でも受験可) | なし(CLF合格も不要) |
| 主な対象 | クラウド初心者・非IT職全般 | AIを使う側のビジネス/IT職 |
※受験料の円換算は為替で変動します。最新は公式の申込画面でご確認ください。問題数は「採点対象50問+採点されない評価用15問=計65問」という構成です。
判断を分ける3つの違い
違い①:出題範囲(広く浅く vs AIに集中)
CLFはEC2・S3・VPC・料金体系などAWS全体を広くカバーします。一方AIFはAI/ML/生成AIの概念とAmazon Bedrockに集中し、出題の約半分(ドメイン2・3)が生成AI・基盤モデルの応用です。「クラウドの地図がほしい」ならCLF、「AIの中身を知りたい」ならAIFです。
違い②:必要な前提知識
CLFは前提知識ゼロから始められる設計。AIFも前提条件はありませんが、責任共有モデル・IAM・暗号化・コストといった「クラウド共通の話題」がドメイン5などで登場します。ここはCLFと重なる部分で、CLFを先に学んでおくとAIFがぐっと楽になります。
違い③:活かせる場面
CLFはクラウド全般の基礎理解の証明として、職種を問わず通用します。AIFは「AIを業務で使える人材」のアピールに直結し、生成AIブームの今は話題性も高い資格です。どちらもAWSのAssociateやProfessionalへ進む土台になります。
こんな人はどっち?
- AWS・クラウドにこれから入門する
- IT・クラウドの全体像をまず押さえたい
- 将来Associate(SAA等)も目指している
- 生成AI・機械学習の知識を最短で証明したい
- AI関連の部署・職種で「AIがわかる」を示したい
- すでにある程度クラウドに触れたことがある
両方取るなら順番は「CLF→AIF」
キャリアでAWSを使うなら、2つとも取得して損はありません。その場合の王道はCLF→AIF。理由はシンプルで、CLFで身につく責任共有モデル・IAM・料金・セキュリティの基礎が、AIFのドメイン5(セキュリティ・ガバナンス)でそのまま効くからです。逆順でも取れますが、重複部分を効率よく回収できるのは「CLF→AIF」です。
AIFの全範囲(5ドメイン)の地図は シラバスマップ に、力試しは 無料模試 にまとめています。どちらも無料で使えます。
よくある質問(FAQ)
Q. AIFを受けるのにCLFの合格は必要ですか?
A. 必要ありません。AWSはAIFに前提条件を課していません。ただしAIFはAWSサービスを前提にした問題が出るため、クラウドが完全に初めての方はCLF相当の基礎(クラウドの概念・主要サービス)を先に押さえると安心です。
Q. CLFとAIF、難しいのはどっち?
A. どちらもFoundationalで難易度帯は近いですが、傾向が違います。CLFは「範囲は広いが各サービスは浅く」、AIFは「範囲はAIに絞られるが生成AI特有の概念(RAG・ハルシネーション・推論パラメータなど)が必要」です。AIの予備知識があるかで体感は変わります。
Q. 受験料や試験時間は違いますか?
A. ほぼ同じです。両方とも100 USD・90分・65問・700点合格・有効期限3年。違うのは「学ぶ範囲」だけ、と考えてOKです。
Q. どちらも独学で合格できますか?
A. はい。Foundationalレベルは独学合格が十分可能です。当サイトはAIFの全範囲を無料で学べる教材と模試を用意しています(→ AIF対策トップ)。
まとめ
- CLF=AWSクラウド全般の基礎/AIF=AI・生成AIに特化。レベル・受験料・時間はほぼ同じ
- AWSが初めてならCLF→AIF、AIが目的ならAIF直行でOK(CLFは必須ではない)
- 両方取るならCLF→AIFが効率的(セキュリティ・料金の基礎が重なる)
- ➡ 他の資格とも比較:生成AIパスポートとAIFの違い/G検定とAIFの違い
- ➡ AIF-C01の試験概要・難易度・勉強法【受験ガイド】
- ➡ 受験ガイド(申込から当日の流れ)
- ➡ シラバスマップで全範囲を確認 / 無料模試で力試し
※本記事はAWS公式の認定情報(AIF-C01/CLF-C02)に基づき、エンジニアKが作成しています。受験料・試験仕様は変更される場合があるため、最新は公式サイトをご確認ください。本サイトはAmazon Web Services, Inc.の公式サイトではありません。AWSは同社の商標です。



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